「・・・いつだってそうさ、できごとより考えのほうが何倍もこわいんだ」
『さがしもの』 角田光代 新潮文庫 p183
カウンセリングは対話を通じて、こころの問題を解消します。こころは見えないものなので、自分のこころであっても「見よう」「知ろう」「分かろう」と思って初めてこころの存在に気づきます。
出来事や環境そのものが怖いと思っている場合に、対話によってその対象に対して自分のこころの思いとして怖いと思っていることに気づいていきます。多くの場合、私たちは困難や苦難を引き起こす出来事や環境があるから悩んでいると感じています。
対話によって、自分が感じたり考えたりしている思いに気づき、これから自分らしくどのような思いでもって過ごしていこうと思うか、その思いを創っていきます。そのこころの思いがあれば目の前の環境や出来事に、そしてこれから起きるであろう事に自分らしく臨んでいくことができるようになります。
「・・・こういう職業の人はこちらの事情をよくわかっている。問題は、この人たちはわかっている以上のことを勝手に想像して決めつけるときがあるということだ」
『両手にトカレフ』 プレディみかこ ポプラ社 p148
luumu(ルーム)で行う対話は、徹底した来談者中心法(クライエント・センタード)によって行います。こころの専門家は人のこころを解釈し、何か魔法の杖のように悩みを紐解き解消してくれるイメージがあるかもしれません。皆様が自分のこころの思いに気づいていくことが自分のこころの問題の解消に至る一番の方法です。その気づきに至る過程に必要なのは専門的な技術による対話です。
